
奥飛騨温泉郷の平湯エリアに、民族資料館の敷地内にある温泉がある。
藁葺き屋根の古民家を横目に奥へ進むと、東屋のような簡素な屋根の下に岩で囲まれた湯船がひとつ。シャワーも蛇口もなく、あるのは手桶と湯口のみ。頭上には小さな電球がひとつ吊られている。
温泉情緒は完全に秘湯だが、名古屋から車で約3時間という現実的な距離にあり温泉のすぐ近くには大規模なバスターミナルまである。そのギャップがこの温泉の一番面白いところだ。
泉質・お湯の特徴

泉質は炭酸水素塩泉ベースの単純温泉。湯の色は茶褐色の濁り湯で、ほんのり鉄の匂いがする。見た目からして効きそうな説得力がある。
設備は最小限で、シャンプーやボディソープはない。体を洗う場所というより、温泉そのものを楽しむ場所だ。
混雑と一人旅での使いやすさ

受付らしい受付はなく、建物前にある箱に寸志を入れてそのまま入れる。誰かと会話する必要もなく、いい意味で放っておかれる感覚がある。
近場に大型温泉施設があることもあり混雑することはほぼなく、タイミングが良ければ無人になることも多い。静かな温泉を探している人、一人でのんびり浸かりたい人との相性はかなりいい。
ひらゆの森との違い
平湯エリアで日帰り入浴できる施設はここと「ひらゆの森」の2箇所のみ。
ひらゆの森は内湯・露天ともに充実した大型施設で設備も整っている。平湯の湯は設備ほぼなし・露天のみ・静かで素朴と方向性がまったく異なる。
しっかり温泉施設を楽しみたいなら「ひらゆの森」、雰囲気重視で静かに入りたいなら「平湯の湯」という選び方になる。距離が近いのではしごするのもおすすめだ。
周辺情報
食事については、平湯の湯のすぐ隣に食事処がある。
昼はメニュー数が制限されており、夜は飲み屋として機能している。
エリア全体で食事できる場所が少ないのでこの場所も非常に貴重だ。
さらに徒歩圏内にキャンパーの聖地、平湯キャンプ場がある。
入場料800円、車の乗り入れも1500~2000円(特定日はやや値段が上がる)ほどと3000円以内で宿泊できる。車の場合は要予約な点だけは注意だ。
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 住所 | 岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯29 |
| 営業時間 | 6:00〜21:00(冬期8:00〜19:00) |
| 料金 | 寸志(目安300円) |
| 駐車場 | 無料・3〜4台 |
| アクセス(車) | 名古屋から高速で約3時間 |
| アクセス(公共交通) | 名古屋から高山本線特急2時間30分+高山からバス1時間 |
こんな人におすすめ
- 秘湯の雰囲気を気軽に味わいたい
- 人の少ない静かな温泉に入りたい
- 一人でのんびり過ごしたい
- 奥飛騨・上高地方面のついでに立ち寄りたい
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